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2014年3月24日 (月)

すばらしい私たちの先祖の古代人たち

皆さん、不思議に思ったことはありません?
お日様はいつ、どこから生まれたの? 空は、宇宙は、木や草、虫、動物、人間はいつからいるの? どこからきたの?

昔々のそのまた昔の大昔、私たちの先祖の古代人たちも、同じように不思議に思ったにちがいありません。

朝、きまって東の空からのぼる太陽は、はてしなく照らし続けているのに光も熱も少しも減りはしない。いったいだれがいつ太陽をつくったのかしら。

山や川、空とぶ鳥、地にひそむ虫。花がさき実をむすぶ。自然の様々ないとなみを遠い私たちの先祖は、澄んだ目で見て豊かに想像をふくらませていったのでしょう。

また途方もなく大きな宇宙からみれば、朝顔の花の種よりも小さい私たち。しかしたしかに今ここに生きている、この不思議! 自分で生まれてきたのでもなければ、夜眠っているあいだも生かされていて朝になればまた目覚めがおとずれます。

自分で生きているのではなく生かされている!!

古代人は直感でこう感じとりました。それだけに素直でつつましい人々は、この事を常に忘れませんでした。

小鳥のさえずり、虫の声、若芽がのび風にそよぐ。夕立が地面をたたき雷が鳴る。ありとあらゆる物の奥ふかくを視たのです。創り主のかぎりない生命を、いつくしみはぐくむ無限の善意を、つきることのない叡智を視ました。

ですから古代の人はあらゆる物に神の名をつけました。砂つぶにもイワスヒメノカミ、おしっこにも、ミツハノメノカミと。すべての人は神の命の分け命ですから、命と書いて何々のミコトと呼びました。
みんな創り主の命からのめぐみで、それを頂くのですからありがとう、もったいないの心を忘れませんでした。

いつもかぎりない善意の創り主につつまれ、見守られているという考えをもっていた古代人は底抜けに明るく生きていました。

ですから『天晴れ あな面白(おもしろ) あな手伸し(たのし) あな清け(さやけ)』という、わが国だけがもっているすばらしい文化が、遠い昔から子へ、また次の世代へと語りつがれてきたのです。

それを今から千三百年前まえ元明天皇のみ代に語り部の稗田阿礼から太安萬呂が文字で書きとりました。
これが『古事記』というわが国でいちばん古い大切な書物です。その神代の巻が「日本の神話」といわれています。

「日本の神話」の書きだしは“天地(あまつち)はじめてひらけし時、高天原になりませる神の名は天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)……”と、朗々とした語りです。繰り返し読んでいると、天地宇宙に秘められたふかいふかい道理が、真理が語りかけてくるような気がします。

昔の人が“日の本はことだまの幸わう国”とよんだのは、こういうことを指しているのだと、私は思いました。言葉には人間の知恵でははかり知れないほど、すぐれた働きがあるということを古代人は知っていたのですね。

高天原とは人の住む世界から天体の世界まで際限もなく広がり、目にみえる天地のいっさいを生み出し、今現在もその世界を事こまかに支えている創り主の世界です。創り主の世界は目には見えません。が、一番たしかにある世界なのです。

しかしその創り主の世界は、目に見える世界ととけあって区別がつけがたい。ですから大宇宙が高天原でもあるのです。

天之御中主神とは、かんたんには言いつくせません?“身をかくしたまいき”とある通り、お姿はだれも見ることができません。なぜ?

それはかぎりなく大らかで大きいから。目に見えるのは限りがあるからです。天空から地中のはてまで、太古から未来永遠に、あらゆる所、どんな小さな生き物にもどんなきたないと見える物の中にも、天之御中主神は生きて働いておられます。

春、つくしんぼが土の中から顔をのぞかせ、蝶がとぶ。みんな天之御中主神=創り主のお力が働くのです。

うれしい、ありがたいことですね。生命あるものすべてを生みだしはぐくむには、つきない愛と生命をお持ちです。

かなしいことに人間は自分の尺度でしか何事も見ることができません。ですから神と名がつくと何か人間の姿をした神を想像してしまう人がいます。しかし、天之御中主神とは、そんな固定した神ではありません。無限大であり無限小であり、はるかな昔からはてしない未来へととぎれることなくありとあらゆるところにいます。

姿なくして無限のお姿がある天地をつらぬく正しい法則なのです。天地のことわり、正しい道理といってもよいでしょう。
つまり天之御中主神の世界とは、この世に物体として現れるいぜんの目には見えないが一番たしかに実在する世界であり、ぜったいに善意のよいことばかりの大愛の世界なのです。

忘れてはならないのは、今、あなたの中にも、あなたの周りにもどこにでも、天之御中主神は満ち満ちて生きて働いてくださっているのです。
なんとすばらしいことでしょう!!!

出雲井晶 著
扶桑社 発行
『教科書が教えない 日本の神話』、より

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